■ 理学療法

理学療法士は運動療法や物理療法(温熱、電気などを用いた治療)を用いて座る、立つ、歩くといった基本動作能力の回復を目指した訓練を提供し、自立した日常生活への支援を行います。

関節可動域の拡大、筋力強化、痛みの軽減といった身体への直接的なアプローチだけでなく、椅子からの立ち座り、車椅子への乗り移り、歩行等の動作練習も交えながら、利用者ひとりひとりに合った訓練メニューを提供しています。

■ 作業療法

作業療法では日常生活の動作が、行いやすくなるようにリハビリを実施します。食事やトイレ動作、入浴、趣味活動など生活に関わる全ての活動が作業となります。ご自宅へ帰るために、これらの活動が再度出来るように訓練します。

また作業療法では精神面・認知面のケアも実施します。ゆっくりお話を伺ったり、気分転換に散歩をして季節を感じて頂いたり。お花を見て心を癒し、元気になったり、昔好きだった懐かしい歌を聴いたり歌ったり。その他、認知症予防にプリント学習等の机上課題も実施しています。

■ 言語訓練

言語聴覚士は言語訓練や嚥下訓練、また認知症の方などを対象に認知機能訓練を行っています。
言語訓練では失語症や構音障害によって言葉が出にくい方に対し、絵カードの名前を言う呼称訓練や音読訓練、口の機能訓練等を行います。

嚥下訓練では食べ物が噛みにくい方や飲み込みが難しい方に対して訓練を行います。また、実際の食事場面を観察し、栄養士や歯科衛生士などと相談し食形態の調整や環境調整を行います。認知機能訓練ではパズルや計算課題、記憶課題などの頭の体操を行います。